同棲を始めるときは、家賃だけでなく、賃貸契約時の支払い、引っ越し料金、家具家電の購入費も必要になります。「初期費用は必ず100万円」といった一律の数字ではなく、実際の見積書を項目ごとに確認しましょう。
1. 初期費用を三つに分ける
| 費用 | 確認する項目 |
|---|---|
| 賃貸契約 | 敷金、礼金、前家賃、仲介手数料、保証料、保険料、鍵交換費など |
| 引っ越し | 運搬、梱包、不用品の処分、旧居の退去費用など |
| 新生活の準備 | 家具家電、カーテン、食器、日用品など |
次は説明用の仮定です。家賃10万円の部屋で契約関連を50万円、引っ越しを10万円、家具家電を20万円と見積もれば、合計は 80万円 です。実際の金額は物件、時期、持ち込む家具によって変わります。
2. 見積書で質問すること
請求書を見て分からない項目があれば、不動産会社や管理会社に内容と契約上の扱いを確認します。特に、消毒・サポート・鍵交換・保険などは、任意か必須か、何のサービスか、他の選択肢があるかを確認できます。外せるかどうかは物件や契約条件によって異なります。
退去時の原状回復費については、国土交通省の原状回復をめぐるトラブルとガイドラインも参考になります。疑問があれば、契約前に説明を受けてください。
複数の引っ越し業者や物件を比較するときは、同じ作業範囲と同じ入居条件で見積もりを比べると判断しやすくなります。値引き額だけでなく、補償やキャンセル条件も確認します。
3. 二人の負担額を決める
仮に初期費用が80万円なら、折半では 40万円ずつ です。手取り比が5:4なら、Aが 約44.4万円、Bが 約35.6万円 です。端数をどう扱うかは二人で決めてください。
持ち込む家具は、購入時の価格をそのまま現金の負担額に加えると、現在の価値とずれることがあります。現金で払う費用と、どちらが所有する家具かを別の欄に記録すると、退去時にも確認しやすくなります。
| 決めること | 二人で記入する内容 |
|---|---|
| 現金で払う費用 | 契約・引っ越し・購入費の合計 |
| 分担の方法 | 折半、手取り比、項目別など |
| 立替と精算 | 誰がいつ支払い、いつ差額を渡すか |
| 持ち込み品 | 品目、所有者、処分・持ち出しの扱い |
初期費用シミュレーターで項目を入力し、契約前に二人の負担額を試算できます。大きな支払いの前には、実際の見積書と手元資金を照らし合わせてください。