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家事とお金はセットで考えるべき?負担のバランスを見える化する具体的アイデア

家事とお金はセットで考えるべき?負担のバランスを見える化する具体的アイデア

同棲や結婚生活で話し合いが必要になりやすいのが、生活費の分担と家事の分担です。この二つは別の問題に見えますが、実際には「生活費を多く払っているから家事は少なめでいい」「家事を多くしているのに、生活費は折半なのは不公平」と、つながって感じられることがよくあります。

この記事では、お金と家事をあわせた負担全体のバランスを見える化し、二人が納得できる形に調整する方法を紹介します。家事そのものの分担の決め方は、同棲生活の家事の分担の決め方で詳しく扱っています。

負担は3つの軸で考える

負担の軸 内容 見えやすさ
お金 家賃、食費など生活費をいくら出しているか 金額で比べやすい
時間・体力 料理、洗濯、掃除など実際の作業の時間 時間を記録すれば比べられる
段取り・気配り 献立を考える、日用品の在庫を気にする、予定を管理する 見えにくく、比べにくい

お金は数字で比べやすいため、負担の話がお金に偏りがちです。時間と段取りの負担も書き出すと、二人の認識の違いが見えてきます。

目指したいのは、三つの軸をすべて同じ割合にすることではありません。二人とも「我慢している」と感じていない状態です。

働き方別:バランスの取り方の例

二人の状況 調整の例
収入も勤務時間も近い 生活費は折半、家事もおおむね半分ずつ担当する
一方の収入が多く、帰宅も遅い 収入が多い側が生活費を多めに出し、もう一方が平日の家事を多めに担当する。休日の家事は二人で行う
二人とも忙しく、家事が回らない 家電の購入や家事代行の費用を共通費から出し、家事そのものを減らす
一方が在宅勤務 在宅している側が日中の家事(荷物の受け取りなど)を担当する。在宅で増える光熱費の扱いも決める

「収入が多い側が生活費を多めに出し、もう一方が家事を多めに担う」形は、二人が納得していればうまくいきます。ただし、どちらか一方の考えだけで決めないことが大切です。

在宅勤務で増える光熱費の分け方は在宅勤務の光熱費の分け方で紹介しています。

計算例:家事の偏りを生活費で調整する

次は説明用の仮定です。

  • 家賃(管理費込み):12万円
  • A:手取り35万円、平日の帰宅が遅く、家事は月20時間ほど
  • B:手取り20万円、平日の料理と掃除を担当し、家事は月60時間ほど
分け方 Aの家賃負担 Bの家賃負担 考え方
折半 60,000円 60,000円 お金だけを半分にする。Bの負担が大きくなりやすい
手取り比(35:20) 約76,364円 約43,636円 収入に応じて分ける
手取り比+家事の調整 約86,364円 約33,636円 手取り比に加え、Bの家事が多い分、Bの負担を月1万円下げる
家事の外注費を共通費に 手取り比+外注費の負担 手取り比+外注費の負担 家事代行などの費用を手取り比で分け、Bの家事を減らす

「月1万円」は例です。調整額に正解はなく、二人が納得できる額を決めます。家事の偏りをお金で調整する以外に、家事の担当そのものを見直す、家事を減らす方法もあります。

家賃の分け方の詳しい比べ方は同棲の家賃はいくらまで?で紹介しています。

家事を金額に置き換えるときの注意点

家事の時間を「時給○円」と金額に置き換えると、偏りが数字で分かりやすくなります。ただし、次の点に注意してください。

  • 負担の感じ方は人によって違う:同じ料理でも、好きな人には気分転換、苦手な人には大きな負担
  • 段取りの負担は時間にしにくい:献立を考える、在庫を気にするといった負担は、時間だけでは測れない
  • 請求の形にすると関係がぎくしゃくする:「家事1時間でいくら」と請求し合う形は、二人の生活を取引のように感じさせることがある

金額への置き換えは、話し合いのきっかけとして使い、最終的には二人の納得感で決めるのがおすすめです。

話し合いの進め方

  1. 家事を書き出す:名もなき家事も含めて、二人の家の家事を一覧にする
  2. 頻度と時間を書く:毎日・毎週など、どのくらい時間がかかっているかを書く
  3. お金の負担と並べる:生活費の負担額と、家事の時間を一つの表にまとめる
  4. 調整の方法を提案する:家事の担当を変える、生活費の負担で調整する、家事を減らす、のどれにするか話し合う

提案するときは、「私ばかり家事をしている」ではなく、「この家事を担当してもらえないかな。難しければ、生活費の負担で調整したい」と、具体的な選択肢を示すと話し合いやすくなります。

「多く払っているから」が負担の押し付けにならないように

生活費を多く払っていることと、相手が家事をすべて担うことは、別の話です。生活費を多く払う側が「自分は多く払っているから家事はしなくていい」と一方的に決めてしまうと、相手は不公平に感じます。

反対に、家事を多く担う側が「家事をしているから生活費は少なくていい」と一方的に決めることも同じです。どちらの形でも、二人で話し合って合意することと、日々の感謝を伝え合うことが、続けやすいバランスにつながります。

状況が変わったら見直す

次のようなときは、お金と家事のバランスを見直しましょう。

  • どちらかの勤務時間や在宅勤務の日数が変わったとき
  • 転職や休職などで、どちらかの収入が変わったとき
  • 副業を始めて、家事に使える時間が減ったとき
  • 体調や妊娠・出産など、家事の担い方が変わるとき

収入が下がったときの見直し方は同棲中に彼氏・彼女の収入が減ったら?で、副業の時間と家事の考え方は副業収入が変わったとき、二人の生活費をどう見直す?で紹介しています。

よくある質問

収入が多い方が生活費を多く払っているなら、家事は少なくていいですか?

二人が納得していれば、そういう分け方もあります。ただし、生活費の負担割合だけで家事の担当を決めると、家事が一方に偏ることがあります。家事の時間も書き出して、二人の負担全体を見て決めてください。

家事を多くしている分、生活費の負担を減らしてほしいと言いにくいです。

家事の一覧と時間を書き出し、生活費の負担と並べて見せると、感情ではなく事実として伝えられます。「家事の担当を変える」「生活費で調整する」「家事を減らす」の選択肢を示し、相手に選んでもらう形にすると話しやすくなります。

家事代行や家電の費用は、誰が払えばいいですか?

二人の家事が減るなら、共通費から出す方法が分かりやすいでしょう。一方の担当の家事だけが減る場合は、その人が多めに出す、または家事の担当を見直す方法もあります。

まとめ

  • 負担は「お金」「時間・体力」「段取り・気配り」の3つの軸で考える
  • 目指すのは三つを同じにすることではなく、二人とも我慢していない状態
  • 家事の偏りは、担当の見直し、生活費での調整、家事を減らす方法で調整できる
  • 家事を金額に置き換えるのは話し合いのきっかけにとどめ、請求の形にしない
  • 働き方や収入が変わったら、バランスを見直す

Futari Noteの共有ToDoリストで家事の担当を、家計簿で共通費の負担を記録しておくと、二人の負担を見返しやすくなります。


執筆
Futari Note 編集部

Futari Noteの運営者が記事を作成しています。計算例は記事内の前提条件を確認し、制度や料金に関する情報はリンク先の一次資料で最新の内容をご確認ください。

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