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ボーナスの使い道を二人で決める手順

ボーナスの使い道を二人で決める手順

ボーナスが支給されると、「旅行に行きたい」「貯金に回したい」「欲しかったものを買いたい」と、二人の希望が分かれることがあります。さらに、ボーナスは受け取った人のお金なのか、二人の家計のお金なのかという考え方の違いが、話し合いを難しくすることもあります。

この記事では、支給額が確定した後に、二人でボーナスの使い道を決める手順と、配分の計算例を紹介します。

最初に決めたいこと:ボーナスは誰のお金か

使い道を話し合う前に、ボーナスをどう位置づけるかを決めておくと、毎回の話し合いがスムーズになります。

考え方 内容 向いている二人
受け取った人のお金 使い道は本人が決める。二人の予定に出す額だけ相談する 生活費を折半していて、個人のお金を分けて管理している
二人の家計のお金 二人の合計を、まとめて配分する 生活費を一つの財布で管理している、結婚を控えている
一部を二人の家計に入れる 決まった割合(例:半分)を二人の家計に、残りは本人に 両方の考え方を取り入れたい

どれが正しいということはありません。毎月の生活費をどう分担しているかに合わせて選ぶと、二人とも納得しやすくなります。

使い道を決める4つの手順

1. 手取り額と支給日を確認する

ボーナスは、額面から税金や社会保険料が引かれます。使い道は、明細で確認した手取り額をもとに決めます。支給前の見込み額で予定を立てると、実際の手取りとの差で予算が足りなくなることがあります。

2. 先に払う予定を取り分ける

次のボーナスまでに予定している支出を一覧にし、先に必要額を取り分けます。

  • 年払いの保険料やサブスク
  • 賃貸の更新料、車検、自動車税
  • 帰省や旅行の交通費
  • 家電の買い替えなど、近い予定の大きな買い物

見積もりがない項目は、金額を決め打ちせず、購入先や契約先に確認します。帰省の費用は帰省の交通費と宿泊費、ふたりでどう分ける?で、家電など大きな出費の決め方は大型出費のときに揉めないための決め方ルールで紹介しています。

3. 二人の使い道と、各自の自由費を分ける

二人で使うもの(旅行、家具、記念日の食事など)と、各自が自由に使える額を分けます。自由費の額は、「手取りの○割」「二人とも同じ額」など、決め方も二人で話し合います。

4. 残りを貯蓄の目的に振り分ける

残った額を、生活予備費、近い予定、将来の予定などの目的に振り分けます。目的別の貯め方は二人の貯蓄を目的別に分ける方法で紹介しています。

配分の計算例

次は説明用の仮定です。Aのボーナスの手取りが30万円、Bが20万円、二人の合計50万円を「二人の家計のお金」として配分する例です。

使い道 金額 内容
先に払う予定 10万円 年払いの保険料5万円、年末の帰省5万円
二人の使い道 10万円 旅行
Aの自由費 6万円 Aの手取りの2割
Bの自由費 4万円 Bの手取りの2割
貯蓄 20万円 生活予備費10万円、引っ越し費用10万円
合計 50万円

同じ二人が「受け取った人のお金」と考える場合は、たとえば先に払う予定と旅行の20万円を手取り比(3:2)で出し合い(Aは12万円、Bは8万円)、残りのAの18万円、Bの12万円は各自が使い道と貯蓄を決める、という形になります。

二人のボーナスに差があるとき

金額が大きく違う場合

二人の家計のお金として配分すると、ボーナスが少ない側も同じように二人の予定を楽しめます。一方で、多く受け取った側が「自分の努力の分が減った」と感じることもあります。各自の自由費を手取りの割合で決めるなど、受け取った額が反映される部分を残すと納得しやすくなります。

一方だけにボーナスがある場合

フリーランスや、ボーナスのない勤務先で働いている場合、一方だけにボーナスが支給されることもあります。その場合は、次のような考え方があります。

  • 二人の予定(旅行など)の費用の一部をボーナスから出し、残りは本人のお金にする
  • ボーナスがない側の毎月の負担を少し軽くし、ボーナスがある側が年に数回まとめて多く出す

収入の形が違う二人の家計の考え方は、フリーランスと会社員の二人暮らしでも紹介しています。

ボーナスを毎月の生活費に組み込まない

ボーナスは、勤務先の業績や評価によって増減することがあり、支給されない年もあり得ます。毎月の家賃や生活費の不足を、ボーナスで埋める前提にすると、減額されたときに支払いが苦しくなります。

毎月の生活費は毎月の手取りで払えるように組み、ボーナスは年に数回の支出と貯蓄に充てると、家計が安定しやすくなります。

決めた配分を記録する

次のような表に記録し、次のボーナスのときに見直します。

項目 今回 実際に使った額 次回への反映
先に払う予定 10万円 9.5万円 帰省の費用を見直す
二人の使い道(旅行) 10万円 11万円 次回は予算を12万円に
自由費 A 6万円/B 4万円 ― 同じ
貯蓄 20万円 20万円 予備費が目標に届いたら引っ越し費用へ

表の内容は記入例です。ボーナスを使った投資や保険の見直しは、この記事の配分例だけで決めず、商品の条件とリスクを確認してください。

よくある質問

ボーナスは全額貯金したほうがいいですか?

貯蓄の目標や生活予備費の状況によります。予備費が十分でなければ貯蓄を優先し、予備費が貯まっていれば旅行や自由費にも配分する、など二人の状況に合わせて決めてください。全額を貯蓄にすると、楽しみがなく続かないこともあります。

結婚前の同棲中でも、ボーナスを二人で配分するべきですか?

決まりはありません。生活費を分けて管理している二人なら、ボーナスは受け取った人のお金とし、二人の予定に出す額だけ相談する方法が分かりやすいでしょう。結婚を控えて二人で貯めている場合は、一部を二人の貯蓄に入れる方法もあります。

相手がボーナスをすぐに使い切ってしまいます。

「受け取った人のお金」と決めているなら、個人の使い道は本人の判断です。二人の予定(旅行や帰省など)に必要な額だけは、支給後すぐに取り分ける、とルールを決めておくと安心です。

まとめ

  • 使い道を話し合う前に、ボーナスを「受け取った人のお金」「二人のお金」「一部を二人に」のどれと考えるか決める
  • 手取り額を確認し、先に払う予定 → 二人の使い道と自由費 → 貯蓄の順に配分する
  • 二人のボーナスに差がある場合は、受け取った額が反映される部分を残す
  • ボーナスを毎月の生活費の不足に充てる前提にしない
  • 配分と実際に使った額を記録し、次回に見直す

ボーナスの配分は、月1回の家計の振り返りで話し合うのも一つの方法です。進め方はふたりの家計を月1回振り返る方法で紹介しています。


執筆
Futari Note 編集部

Futari Noteの運営者が記事を作成しています。計算例は記事内の前提条件を確認し、制度や料金に関する情報はリンク先の一次資料で最新の内容をご確認ください。

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