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大型出費(家電・旅行・プレゼント)のときに揉めないための決め方ルール

大型出費(家電・旅行・プレゼント)のときに揉めないための決め方ルール

同棲生活が落ち着いてくると、「洗濯機を買い替えたい」「記念日に旅行に行きたい」など、数万円から数十万円の出費の話が出てきます。金額が大きいほど二人の優先順位の違いが表れやすく、「そんなに高いものはいらない」「毎日使うから良いものにしたい」と意見が分かれることもあります。

大きな出費のたびに一から話し合うのは大変です。この記事では、相談が必要な金額と、出費の種類ごとの負担ルールをあらかじめ決めておく方法を紹介します。

同棲を始めるときに買う家具・家電の分け方は、同棲の家具・家電代はどう分ける?で詳しく扱っています。この記事では、暮らし始めてからの大きな出費を中心に整理します。

まず「相談が必要な金額」を決める

最初に決めたいのは、いくら以上なら事前に相談するかです。基準がないと、「なんで相談してくれなかったの」「これくらい自分で決めていいと思った」という行き違いが起こります。

お金の出どころ 相談のルールの例
共通費(生活費の口座や共通財布) 1回3万円以上の支出は、買う前に相談する
個人のお金 金額にかかわらず相談はいらない。ただし二人の部屋に置く物は相談する
共通の貯蓄 目的以外に使う場合は、金額にかかわらず相談する

金額は例です。二人の手取りや生活費に合わせて、「この金額なら相手に任せられる」と思える線を決めてください。

大きな出費を4つに分けて考える

出費の種類によって、誰がどう負担するのが納得しやすいかは変わります。

種類 例 負担のルールの例
共用の家電・家具 洗濯機、冷蔵庫、エアコン、ソファ 共通費で折半または手取り比。持ち主も決める
旅行・レジャー 記念日の旅行、テーマパーク 総予算を先に決め、共通費または二人で積み立てた分から出す
プレゼント 誕生日、記念日 お互いの予算をすり合わせ、個人のお金から出す
冠婚葬祭・帰省 友人の結婚式、親族の法事、帰省 個人の付き合いは本人、二人の付き合いは共通費

以下で、それぞれの決め方を見ていきます。

共用の家電・家具を買い替えるとき

決める順番

  1. 必要性:今のものが使えなくなったのか、もっと便利にしたいのか
  2. 予算:二人が出せる上限
  3. 機種や商品:予算の範囲で、使う人の希望を優先する
  4. 支払い方法:共通費から出すか、誰かが立て替えるか
  5. 持ち主:同棲を解消することになった場合、誰が持っていくか

負担の方法を比べる

負担の方法 向いている場面 注意点
折半・手取り比(共通費) 二人が毎日使う家電 解消時にどちらが持っていくかを決めておく
一方が全額負担 一方が特にこだわっている高機能な製品 持ち主は払った人。相手が使うときのルールも決めておく
利用割合で負担 在宅勤務の机や椅子など、使う頻度に差がある 計算が複雑になりやすい

たとえば、一方が「毎日の洗濯の負担を減らしたいから、高い洗濯機にしたい」と希望した場合、二人で使う標準的な機種の価格までは共通費、それを超える分は希望した側が払うという分け方もあります。

旅行は「総予算」を先に決める

旅行は、宿を重視したい、食事にお金をかけたい、など価値観の違いが表れやすい出費です。項目ごとに話し合う前に、旅行全体の上限を先に決めると、その中で配分を考えられます。

次は、二人で合計10万円の旅行を計画する説明用の例です。

配分の例 宿泊 交通 食事・体験
宿を重視 6万円 2.5万円 1.5万円
食事と体験を重視 2.5万円 3万円 4.5万円
バランス型 4万円 3万円 3万円

上限が決まっていれば、「宿のランクを上げる代わりに、移動は安い方法にしよう」など、二人で配分を調整しやすくなります。

旅行の費用を誰が出すかも決めておきます。共通費から出す、二人で毎月積み立てておく、誘った側が多めに出す、などの方法があります。

プレゼントは予算をすり合わせる

誕生日や記念日のプレゼントで、お互いの予算が大きく違うと、気まずい思いをすることがあります。

  • 予算をあらかじめ話す:「今年はお互い2万円前後にしよう」と決めておく。驚きは少し減るものの、金額の差で気まずくなるのを防げる
  • 欲しいものを共有しておく:普段から欲しいものをメモに残しておくと、予算と好みが合わせやすい
  • プレゼントの代わりに二人の体験にする:食事や旅行など、二人で楽しめるものに使う

プレゼントは個人のお金から出すと分かりやすい一方、二人の記念日の食事などは共通費から出す二人もいます。

冠婚葬祭・帰省は「誰の付き合いか」で分ける

友人の結婚式のご祝儀や交通費、親族の法事、帰省の費用は、金額が大きく、急に決まることもあります。

付き合いの種類 負担のルールの例
一方の友人・同僚 本人が個人のお金から出す
二人の共通の友人 二人で話し合い、共通費から出す額を決める
それぞれの家族 本人が出す、または二人で出す。家族ごとに不公平にならないよう決める
二人で参加する親族の行事 共通費から出す、または二人で分ける

一方の友人の結婚式の費用を相談なく共通費から出すと、相手は「自分の知らない人のお祝いを負担している」と感じることがあります。帰省費用の分け方は帰省の交通費と宿泊費、ふたりでどう分ける?で、親への挨拶や顔合わせの費用は親への挨拶・両家顔合わせの費用は誰が出す?で紹介しています。

大きな出費は年間の予定から積み立てる

大きな出費のたびに貯蓄を取り崩すと、本来の貯蓄の目的に使えるお金が減ってしまいます。年に何度かある出費は、年間の予定を合計して月割りで積み立てると、出費の月に慌てずに済みます。

次は説明用の仮定です。

予定している出費 年間の見込み
旅行(年2回) 20万円
家電の買い替え 10万円
友人の結婚祝い・お祝い 6万円
合計 36万円(月3万円)

この例では、毎月3万円を「大きな出費用」として積み立てます。ボーナスがある場合は、その一部を充てる方法もあります。ボーナスの配分はボーナスの使い道を二人で決める手順で、目的別の貯め方は二人の貯蓄を目的別に分ける方法で紹介しています。

意見が分かれたときの進め方

大きな出費で意見が分かれたときは、次のように進めると話し合いやすくなります。

  1. 使う場面を具体的に話す:「毎日の洗濯にかかる時間が減る」「週に何回使うか」など、なぜ必要かを具体的に伝える
  2. 代わりの方法を探す:中古品やレンタル、ランクを一つ下げた製品で希望が満たせないか考える
  3. 負担の分け方で調整する:標準的な価格までは共通費、それ以上は希望した側が払う
  4. すぐに決めない:急ぎでなければ、2週間ほど期間を置いてから決める

お金の使い方の価値観が大きく違うと感じたときは、価値観が違う相手と家計を合わせるためのコツも参考にしてください。

よくある質問

相手が相談なく高い買い物をしたら、どうすればいいですか?

まず、どのお金から払ったのかを確認します。個人のお金なら、基本的には本人の自由です。共通費や共通の貯蓄から払った場合は、相手を責める前に「相談が必要な金額」のルールがあいまいだった可能性があります。この機会に基準を決めておきましょう。

相談が必要な金額は、いくらくらいにすればいいですか?

二人の手取りや生活費によって違うため、一律の金額はありません。「この金額までなら相手の判断に任せられる」と二人とも思える額を決め、数か月運用してみて、合わなければ見直してください。

個人のお金で買った物を二人で使う場合、どう考えればいいですか?

持ち主は払った人と考えるのが分かりやすい方法です。相手も使う場合は、使い方や手入れのルールを決めておくと、行き違いを防げます。同棲を解消することになった場合は、持ち主が持っていきます。

まとめ

  • 最初に「いくら以上なら相談するか」をお金の出どころごとに決める
  • 大きな出費を、共用の家電・家具、旅行、プレゼント、冠婚葬祭・帰省の4つに分けてルールを決める
  • 旅行は総予算を先に決め、その中で配分を話し合う
  • 年に何度かある大きな出費は、年間の予定から月割りで積み立てる
  • 意見が分かれたら、使う場面を具体的に話し、代わりの方法や負担の分け方で調整する

二人で積み立てる額は、ライフイベント貯金シミュレーターで計算できます。


執筆
Futari Note 編集部

Futari Noteの運営者が記事を作成しています。計算例は記事内の前提条件を確認し、制度や料金に関する情報はリンク先の一次資料で最新の内容をご確認ください。

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