同棲生活が落ち着いてくると、「そろそろ犬や猫を飼いたいね」という話題になるカップルは非常に多いです。ペットの存在は間違いなくふたりの生活を豊かにし、愛情を深める絶大な癒しになります。
しかし、未婚の同棲カップルが「ふたりで」ペットを飼うことには、非常に大きなリスクと責任が伴います。 本記事では、「かわいい」だけでは済まされない、ペットにまつわる「生々しいお金の現実」と「絶対に決めておくべき3つのルール」を解説します。
1. 飼育費用の現実(年間15万〜30万円超)
まず、ペットの飼育にかかるお金は「初期費用の生体代やケージ代(数十万円)」だけではありません。毎月のフード代、トイレシート代に加えて、「狂犬病やワクチンの予防接種」「フィラリア予防」「トリミング代」「予期せぬケガや病気の治療費」など、想像を絶するランニングコストがかかります。
犬や猫の生涯飼育費用は、平均して150万円〜300万円以上と言われています。 「今なら買えるね」ではなく、「今後15年間、この命にかかる数百万円を維持し続けられるか?」という覚悟が必要です。
2. 絶対の鉄則:「名義(親権)」は必ずどちらか片方にする
未婚カップルがペットを飼う際、絶対に回避すべきなのは「初期費用や飼育費用を完全に割り勘(折半)にし、共有財産のように扱うこと」です。
法的に人間ではないペットは「モノ(動産)」として扱われます。「家具・家電の分担ルール」と同じく、「誰がお金を出して買った(譲り受けた)所有物なのか」を100%明確にしなければなりません。
もし、完全に半々でお金を出し合って飼い始めたカップルが「別れる(同棲解消)」となった場合、どうなるでしょうか。 「私が引き取る!」「いや、俺もお金払ったし俺が育てる!」と泥沼の争いになり、最悪の場合はペットが劣悪な環境に置かれたり、押し付け合いになったりして保健所行きになるケースすら存在します。
「私が飼い主」と宣言する覚悟
必ず、「Aさんが全額(または大半)の費用を出し、Aさんが名義上の飼い主になる。Bさんはそのサポートをする」という構図を作ってください。 狂犬病の登録やマイクロチップの登録名義もAさんです。もし別れることになっても「Aさんが引き取り、Aさんが全額を負担して寿命まで育てる」という覚悟が持てない限り、ペットを飼う資格はありません。
3. 日々のランニングコストはどう分担する?
「名義はAさん(私)」と決めた上で、日々のフード代やトイレシート代(変動費)についてはどうするべきでしょうか?
最もスマートなのは、「ハブ口座(ふたりの共通生活費)」からペットの固定費(フード代など)を支払う形にしつつ、高額な医療費やトリミング代は「名義人(Aさん)の個人のお小遣い」から支払うというハイブリッドルールです。
これにより、一緒に生活している間の「みんなの家族」としての出費はふたりで負担しつつ、「万が一の事態があった時の重い責任(巨額な手術費など)」は法的な飼い主が単独で背負うというフェアな状態が保てます。
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ペットは途中でやめることができない「命」のプロジェクトです。お互いの覚悟とお金のルールを整えてから、最高に可愛い家族を迎え入れてください!
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