同棲の「共通口座」は、二人の生活費をまとめて管理するための呼び名です。どちらの名義で口座を持つか、二人がどう入金するか、何をそこから支払うかを先に決めると、月末の確認がしやすくなります。口座とカードの利用条件は金融機関ごとに確認してください。
まず、管理方法を選ぶ
| 方法 | 向いている状況 | 確認しておきたいこと |
|---|---|---|
| 片方の名義の口座に生活費を集める | 家賃や光熱費などの引き落としをまとめたい | 名義人、入金期限、残高不足時の対応、別れたときの精算 |
| それぞれの口座で支払い、後で精算する | 今の口座を使い続けたい | 支払った人の記録、精算日、立替分の扱い |
| 現金の共通財布を使う | 現金払いが多い | レシートの保管、補充のタイミング、余った現金の扱い |
共通口座を用意しても、二人の個人口座や貯蓄まで一つにまとめる必要はありません。まずは家賃・食費・日用品など、二人が共通費とする範囲を決めてください。分担割合は生活費の分担ルールでも計算例を示しています。
「定額自動入金」はパートナーの口座から引き落とせる?
ドコモSMTBネット銀行(旧住信SBIネット銀行)の定額自動入金サービスは、本人名義の他行口座から、本人名義の同銀行口座へ資金を移すサービスです。パートナー名義の口座から自分名義の口座へ直接引き落とす用途には使えません。これは商品概要説明書にも明記されています。
別々の名義の口座間で毎月送金したい場合は、送る側が自身の銀行で振込を設定する方法を確認してください。例えば同銀行の定額自動振込サービスは、指定した振込先へ定期的に送金する機能です。利用できる振込先、手数料、無料回数は契約と振込先によって変わるため、設定画面と最新の料金表で確かめてください。
家族カードは同棲中でも使える?
カード会社によって対象者が異なります。楽天カードの家族カードの案内では、生計をともにする18歳以上の配偶者に内縁の相手方・同性パートナーを含む旨が示されています。単に交際しているだけで、誰でも申し込めるという意味ではありません。また、同社の支払方法の案内では、家族カードの利用代金は本会員の口座から引き落とされます。
家族カードを使わない場合は、それぞれが自分のカードで支払い、二人の共通費だけを記録して精算する方法もあります。カードの引き落とし口座を変更する際は、カード会社の名義条件も確認してください。例えば楽天カードの案内では、原則としてカード名義人本人の口座を登録する仕組みです。
明細を見せ合う範囲も先に決めます。個人の買い物まで全件共有する必要はなく、共通費にしたい取引について「日付・金額・用途・支払った人」を残す方法でも精算できます。他人名義のカードを借りて使う前提にはせず、カード会社が認める利用方法を確認してください。
二人で試す月末の手順
例えば、家賃・光熱費・食費を共通費と決め、毎月末に支出を合計します。ある月の共通費が18万円で、負担割合を半分ずつに決めた場合、目標負担額は一人9万円です。実際にはAが11万円、Bが7万円を支払っていたなら、BからAへ2万円を精算します。これは計算を説明するための仮の金額で、利用者の実績ではありません。
Futari Noteでは、二人の支出を記録して負担を確認できます。口座やカードとの自動連携を前提にせず、まずは支払った人と用途を記録し、立替精算シミュレーターなどで精算額を確かめてください。月末に残高、未精算額、翌月の入金額を二人で確認すれば、口座の方式を変える必要があるかも判断しやすくなります。